PGL・切断・商法・改造

どこのインタビューだったか忘れたけど以前増田さんはPGLを考えたとき当初受け入れられなかったが〜〜みたいな感じの記事を見た気がする。

その苦労を乗り越えて辿り着いたPGLだけど今作の目玉でありながら私的には成功とはいえないのではと思います。

まず、消費者すなわち利用者側からの観点からすれば大きな要素であるPDWとPBUについて各々問題が感じられて
・PDW…後に話しますが営業利益補填的な意味合いでのガチャガチャ商法は贅沢な望みではあるが納得はいかない。また、過剰な特典により改造流出も比較的増える。
交流コンテンツとしての呈示だったが実際にはランダムバトルの登場と逆相補関係になり、ネットでのFC交換は非公式交流サイト衰退により特に新規プレイヤーにとって比較的少なくなる+夢友等設定がサーバー容量問題などから制約。交流コンテンツとしては意味合いが薄くなった。

・PGU…これは一口に切断に対するペナルティをなくしたことはよろしくなかったかと。以前は切断ってあんまり問題視されないっていうか切断をするメリット性が皆無に近かったが、今回はレーティングという要素が出たのだからそれなりの導入はすべきだった。
ポケモンの暗い面だから開発者からは見えなかったんだろうけど、現状で切断や何やでもめてブログ荒らしとか民度の低い連中が横行してるのであまり気分のいい話ではない。俺自身は切断とか改造とか相手がそうでも晒したり荒らしたりとかはこっちが気分悪くなるのでやる気は失せるんだが、そういうのが楽しいと感じる人も中にはいるようだしランダムバトルにより、対戦を純粋に楽しめなくなったという人もいるのではないかと思う。
無論、実際に改造や切断をしている場合アンフェアとも取れるので良い行為では到底なく悪いしそれなりに自重していただくべきだが、大した証拠ソースもないのに「疑わしきは罰せず」ではなく「火のないところに煙は立たない」で考える人が多くてもし間違いだったらとか考えないのだろうかと思いますけど。

まぁここまでは利用者側の考え。じゃあ実際企業とすれば売れてるんだからええやろってとこなんでしょうが必ずしもそうなのかという問題。

まず今回任天堂株式会社ポケモンゲームフリークのどれがこれを統括してるのか知りませんが、少なくともどれであっても別にこのような大型コミュニティサイトは流石に初だったはず。サーバーの見積もりなどを失敗しているあたり、そもそもに莫大な費用がかかったのではと推測されます。その上で、その部分の補填はソフトの売り上げと先ほども言った通りの特典販売による収入なわけですが、実際にはあまりに過度にやると最近では子供でも改造を使う時代ですし、元から特典に興味のない人が大半である現状、別段資金としては驚くべき収入上昇というほどではない気がします。となると別にこのようなサイトを開かないほうが純粋利益は上がったのでは?とも推測できるわけで、PGLでイメージアップした人も多いといえない現状、企業としてもメリットがあったのか疑問になってしまいます。

ここまでで結局PGLは失敗ではなかったのだろうか?と書いてきましたが、制約の解除やコンテンツを工夫すれば面白いのは事実でしょう。

ですが、あまりこうしたサイト連動が慣れてないのでは?と思わざる負えない不手際(以前の内部データ流出等)からも次回作以降で果たしてこうしたサイト連動があるのか???といわれると待ったがかかりそうな気はしますがどうでしょう?

もし「ポケモンクリア」が出たとして「ハイリンク内部データの問題」によりC-ギアがBWと必ずしも互換性を保てない状況になった場合システム自体がリセットされる可能性は期待できそうです。

ただまぁ最大の問題点といえる、今後の作品について夢特性がどう扱われていくかはちょっと未知数ですが。もしかしたら性格遺伝と同じように気が付いたら♂から遺伝するぜぇ・・・とかありそう。