素早さ108族
GSはかれこれ東京大会の野良以降殆ど手をつけてないわけですが、
愛知の決勝を見たり、様々なブログを見ている限り、矢張りゴウカザルの評価が上昇している点が現在の環境では特筆すべき点かと思われます。
何故ゴウカザルに注目が行ったかは多分ちょっと前の環境からドクロッグがかなり多く見られた傾向にあって、それよりも早い猫騙し持ちが模索されていく中、ドクロッグに対し冷凍パンチを持たなければ一方的に不利になるマニューラに対し、これより遅いがアンコールもあり、例え雨状態でも乾燥肌によりそこそこ無理のない技構成でドクロッグをはじめ、猫騙し持ち同士に強い位置付けのゴウカザルが優先されてきたってところでしょうか?
アンコールの事があるので、マニューラ以外は猫騙しを選択する事にもためらいが出る為、結果的に初手の幅も見えやすく、展開を見出しやすいといったところでしょうか。
そのほかにもインファイトを高速度で打てる点も魅力です。現環境で110族またはそれ以上のポケモンは一部を除いてGSで生き残るにはポテンシャルが不足しているポケモンが多いですから。
ですが、ゴウカザル構築以外にも初手パルキアは普通に多いですし、矢張りPTの速度という意味で、108以上(ゴウカザル含め)のポケモンを初手に据えることは割と立ち回りを楽にするという意味合い上重要なことかなと。
トリックルームパーティ以外のスタンの場合、ある程度初手で優位に立っておくことで大会で気持ち的にも優位に立って相手のミスを誘えますし、初手で優位に立つためには、ある程度速度があったほうが展開が開けやすいです。
では、ゴウカザル以外のポケモンでかつ一般枠でよさそうなポケはいないかと探すと中々いないのが現状です。
筆頭候補としてはアグノム・ラティオス等が安全なんでしょうが、いずれも伝説との打ち合いではそれほど強い位置につけず、またGSにおいて最大の安定ウエポンである格闘を取得しないので厳しい。テンプレノオツーにも弱めです。
クロバットもいますが、此方は素の火力が低いことや霰に耐性がないことがネック。
そうなると、矢張りゴウカザルやマニューラとなってきて、猿の方が何かと便利なので猿といったところでしょうか。
前カブトプスに注目したのと同じように、フローゼルにも少し可能性を感じますが、カブトプスと違って技が貧弱なので実用性は薄いと思います。