千葉大会

スカーフホールドーブルの使用者が優勝したらしいです。
今更な話題で申し訳ありません。

さて、今回はここで「何故」スカーフホールがこのタイミングで優勝したかを憶測する話。 まぁ自分はあんまメタとか環境とか詳しくないしそんなに意識しないけどたまには。

よく「GSは運gだから」とか、「対策が甘めになっていた」などは聞きますけど、現実問題そう簡単に済ませるのも癪なので。

特に、「対策が甘めになっていた」
では何故甘くなっていたかってことです。

まず、そもそも旧ルールではスカーフホールが優勝したという記憶がありません(勘違いだったらすみませんがいずれにせよそれほど多くないでしょう

ではそれはなぜかというとメタグロスというポケモンです。

自分は旧ルールの主にPt中期ぐらいからやり始めましたのでそれ以前は分かりませんがその辺りでは、

・ロマンパ
・エンドーパ

という2台巨頭のような著名なスタンダードパーティが流行し、特にエンドーパなどではいばラムを絡めるためグロスはラム、ロマンパでもラティがある程度炎を縛れるのでラムの採用率が高かったです。Pt後期になってくるとそれほどでもありませんでしたがWCS開催期間中はグロスの7〜8割がラムといっても過言でないほど流行していたと思います。


要するに、ラムが多かった。そしてラムを持たせる余裕があったわけです。


ではGSはどうかというと初期ではHGSS発売前(ルール発表前)からまず注目筋であったルギアが注目されました。この環境時では、ルギアの電磁波に対抗するためラムは誰かしら持っている環境で、また、過剰対策でクラボが流行したときもあったらしい(この頃はあまり対戦してなかったのでそこまで詳しくないですが)です。

要するに状態以上に対する過剰対策が張られました。ここで次に注目を浴びたのがグラードンで、スカーフオーガより天候主導権をとりやすく、いばラムすれば止まりにくいためこれが採用され、またいばラムのためにラムの採用率に関してもそこそこ維持されているかたちになりました。

問題はその後で、そのごいばラム地震に対抗すべく編み出されたいわゆるノオーミュウツーという火力で縛ることを重視し、また天候主導権も取るパーティが流行しました。ここでこのPTでは一応後発のメタグロス等がラムを持っている可能性もありますが、メタグロスというポケモンが現環境で素早さ的に潮吹き等で行動しづらい事を打開した185−134イバン爆破型であったり、もしくはこのような配分で少しでも火力に対応する為にオボンが採用されたりとラムの意識が徐々に薄れつつありました。

これを受けてルンパホウオウなどが台頭し、ここでのルンパはオボン、そしてホウオウは食べ残しやラム、半減実系統と多種の持ち物選択肢が挙がっていました。ここで、これは自分個人の話ですが、ルンパホウオウはホウオウにラムを持たせてもやけどは負わないですし、当時は電磁波も激減してましたからメリットが薄く、雨に少しでも対応できるイトケなどを積極的に採用し、実際その方ラムより強かったです。

また、この時点でトリックルームPTも台頭し、これにはラムが採用されたりしましたが、トリックルームPTの台頭により電磁波が絶滅とまでは行きませんがかなりこの時点では初期に比べて激減したと思われます。そして、その成り行き上ラムよりは火力を増したり、半減実を持たせたり、食べ残しやオボンで場持ちしたりというほうに全体として注目が生きつつあり、また身代りという技も技の対応範囲を増やす構築が多くなった為、減った気がします。 

そして、それが今現在の状況・・・といいたいのですが、今は丁度変化際みたいなときに千葉大会だった気がします。

というのも、上記の環境を受けてラムが減っていて、またノオーミュウツーマニューラといった挑発をしてくるポケモンも場持ちのために守るを採用し挑発を切ったり、対応範囲を増やす為に攻撃技を増やしたりする事が多い事や、物理が多くなった事で鬼火を採用することが多くなったことを受けて、再び電磁波や鬼火といった状態異常を撒くような構築が徐々に増え始めているような雑感をうけます。少なくとも広場等自分が良く対戦する環境では。 ただ、それに対してラムを持たせるという事が追いつかないまま千葉大会を迎えた為、最もラムがないことでアドバンテージが取れるスカーフホールが見事刺さり、優勝できたのではないかと思います。

ここでトリックルーム対策について話をそらしていましたが、現実問題50ドーブルトリックルームサイドがドーブル猫騙しを打つのはリスクがあるので、封印ルームはそこそこ決まるんじゃないでしょうか?もっとも、猫騙し等でのサポートしかないハリテヤマ等なら打つでしょうが、これならドーブル側が猫騙しすればいいので、結果ドーブルミラーで問題ないようであればある程度対策できるのだと思います



まぁ上で書いた事は実際どうなのかっていうと殆ど憶測話にすぎませんが、敢えてこの後の環境がどう変化していくか考えるならある程度ここに来て環境が定まらないまま1周したのでこれからは多種のPTが出てくるのではないかという事と、ある程度ラムはやっぱり増えるとは思うってことですね。ですがある程度でとどまると思うのでスカーフドーブルは何だかんだいって強いとは思います。


ここまで書いて超gdgd文だと気付いた・・・・・