パーティ・環境について

自分が第五世代以降で最も大きい変化だと思ったのは何といっても天候パーティの強化でしょう。この環境はGSほど天候のシナジー固執する必要はない反面、天候パーティに何もアプローチがないパーティは特例を除いてボツだと思います。天候に対するアプローチというのは具体的には
・6体中5体以上をいずれの天候パーティでも選出しうる構築にする
・天候を安定して直接変化させられる手を持ち合わせる
・素早さを変換させることで展開できる手を持つ

あたりだと思います。

まず1点目ですがこれは単純な話で、砂パーティに対してヒードランを積極的に選出できるかを考えた場合、多くの人は選出したくないと考えると思います。もちろん相手の構築次第では取り巻きに強い等で選出されることもあるかもしれませんが、一般的にメンツに入ってくると予測されるバンギラスにもドリュウズにも弱いポケモンなので通常選出は難しいと予想できます。

このように天候パーティでは極端に選出が制約されるポケモンがいます。こうしたポケモンが2体以上いると相手に見せあいの段階で選出を見切られてその時点で厳しいため最悪1体に留めたい点だと思ってます。


2点目は天候を変えることで多くのパーティは瓦解しやすいので、上述の選出困難なポケモンがいても天候を変えてしまうことで解決しようという手です。
個人的にはこの手は余り好きではなく、上の文面にもあるように「確実に」という事が大切で、日本晴れ等を持たせるポケモンはある程度絶対に発動できる条件が必要になります。具体的には
×珠ラティオス
○ハバンラティアス・タスキラティオスなど
タスキラティオスは微妙ですが… 同じようにビリジオンも天候変化でよく見かけますが現在は飛行技が多いのでバコウでも持たせないと安定してるとは言い難いと思います。

3点目は端的にいえば追い風です。
電磁波だとドリュウズに無効ですし、こご風だとグドラの身代わりに通用しないのが厳しいうえ、速度を落とすのに時間がかかりすぎなので天候対策にはならないでしょう。
追い風は今はエルフーンスイクントルネロス辺りが見かけますが、教え技にあるのでそのうちもっと使用ポケが増えていく可能性は出ると思います。

スタンや天候スタンだとこうした点に留意する必要があると思いました。

そして加えて最近とあるパーティの登場などもあって、あまり素早さが低いポケモンで固める構築はちょっと辛いものがある感じもしてます。具体的には最速110族以上のSを持ったやつを2体程度はほしいと思ってます。これは完全に私見なので個人次第だと思ってますが。

ちなみに、「イッシュ勢」という意味での変化はクレセに強いポケモンが増えたけど同じく格闘も増えたから、結果的に両方を解決する飛行技と飛行ポケモンの需要が上がったんだと思います。
そして、今回の被りPで増えたユキノオーもそれに対する順応の1手だったとみられると思います。